商業施設や自治体のご担当者様なら、一度は実施や企画のご経験があるという方も多いであろう【クーポン施策】。
チラシやハガキなどを使って配布し、割引・サービスの優待で新商品のプロモーションや新規顧客の開拓、販売促進に繋げられるほか、対象の地域で利用できるクーポンで周遊を促したりと多数のメリットがあり、効果測定もしやすく売上アップにも繋がりやすい施策です。
一方で、今や『QRコード決済』や『電子マネー決済』などの電子決済が広く認められており、クーポンも同様にスマートフォンで配布・利用できるデジタル化が進んでいます。
キャンペーンにおいても積極的なDX化が推進される今、
「デジタルにしてどんな課題が解決できるんだろう…」
「気になってはいたけど、実際どんなことが出来るのかな?」
と、気になる方も多い『デジタルクーポン』の使い方やメリットを事例と合わせてご紹介します。
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■目次 ・デジタルクーポンとは -利用の流れ -店舗別の識別方法 ・デジタルクーポンのメリット ・企画例 -■企画例1 居住地の宿泊施設利用者限定クーポンキャンペーン -■企画例2 購入者限定クーポンパスポートキャンペーン -■企画例3 クーポンが当たるスクラッチ抽選キャンペーン ・最後に |
デジタルクーポンとは
店舗や施設で受けられる優待や割引、サービス等のクーポンをスマートフォンで取得し、表示・利用できるシステムのことです。
クーポンと言えば一般的に紙が主流ですが、大量のクーポンを印刷するも余らせて紙を無駄にしてしまう、または足りなくなってクレームや売り上げの機会損失に繋がってしまう、使用済みクーポンを集めて集計作業を人的に行うなど、コストもリソースもかかってしまうのが現実…。
モバイルクーポンはスマホさえあれば利用が出来るので、紙を無駄にすることもなく、集計作業も楽ちんです。また、紙のクーポンを持ち歩いたり、持ってくるのを忘れてしまったりすることが無いので、利用するユーザーにとっても嬉しいシステムです。
また、デジタルクーポンには利用シーンや企画に合わせて様々なタイプが存在しますが、今回は代表的な
- 対象店舗の中でクーポンを使いたい店舗を選択して使う「店舗別クーポンタイプ」
- 全店舗内で共通の内容のクーポンが使える「共通クーポンタイプ」
この2種類をご紹介していきます。
利用の流れ
「店舗別クーポンタイプ」・「共通クーポンタイプ」を利用してボタンタップ・電子スタンプ印を使用する代表的な利用方法をご紹介します。
①店舗別クーポンタイプ(ボタンタップ)
店内や施設内のチラシ・ポスターなどの掲示物にあるQRコードを読み取り、クーポンページへアクセス。
クーポン一覧から利用したいクーポンを選択し、店舗スタッフに提示します。
店舗スタッフは【クーポンを利用する】ボタンをタップしクーポンを使用済みにしてから、レジにて割引を行います。
②店舗別クーポンタイプ(電子スタンプ印)
クーポンの取得~選択までは①のタイプと同じですが、こちらでは利用の際、各店舗に配布される消込用の電子スタンプ印を押すことで使用済とすることが出来ます。
クーポンの利用者が誤ってクーポンの利用ボタンを押してしまう恐れが無いため、安心して利用できます。
③共通クーポン金券タイプ(ボタンタップ)
店内や施設内のチラシ・ポスターなどの掲示物にあるQRコードを読み取り、クーポンページへアクセス。
こちらでは全店舗共通で¥500引きが利用できるため【クーポンを利用する】ボタンをタップし、利用する店舗を選択して店舗スタッフが確認の上、画面をタップして使用済みとします。
④共通クーポンタイプ(電子スタンプ印)
店内や施設内のチラシ・ポスターなどの掲示物にあるQRコードを読み取り、クーポンページへアクセス。
ページにショッピングモールの対象店舗で使える共通クーポンが表示されるので、利用したい店舗へ行きスタッフへ画面を提示します。
スタッフは提示された画面に電子スタンプ印を押し、使用済みとします。
なお、店舗にはあらかじめそれぞれの店舗が識別できるよう異なる設定の電子スタンプ印を配布しておき、未使用の店舗ではクーポンが利用でき、既にクーポンを使用した店舗では使用済みと表示されるので、不正利用を防ぐことが出来ます。
店舗別の識別方法
商業施設内のどの店舗でも利用できる共通クーポンの場合は、スマホにスタッフがタッチすることで使用済みとなり、クーポンを消し込むことが出来ますが、どの店舗で利用されたかは通常ですと判別ができません。
どの店舗で利用されたかをリアルタイムに管理画面から確認したり、利用数に応じて各店舗へキャッシュバックを行ったりする場合は、下記のような方法で店舗を識別することが可能です。
デジタルクーポンのメリット
次は、デジタルクーポンにすることで生まれる利用のメリットについてご紹介します。
電子スタンプ印を使うと不正防止が可能 また、クーポンは表示するだけでは利用できない為、スクリーンショットで2次配布されても電子スタンプは反応せず、不正に利用することを防止できます。 |
クーポンの印刷がいらない |
利用が簡単 |
データ集計がスムーズ |
企画例
次は、利用方法・識別方法を応用した観光地や商業施設にオススメなデジタルクーポンキャンペーンの企画例をご紹介します。
企画例1 居住地の宿泊施設利用者限定クーポンキャンペーン
宿泊施設にてチェックイン時に宿泊日数分のキャンペーン参加用シリアルナンバー入りチケットを配布します。
チケットに記載されたQRコードからキャンペーンサイトへアクセスし、記載されたシリアルナンバーを入力後、参加登録を行います。
登録時、住所などの個人情報を登録することで、宿泊施設のある場所と同じ都道府県に住んでいることを確認できます。なお、参加登録をすることにより途中でサイトからログアウトしてしまったり、cookieが消えてしまっても復旧することが出来ます。
登録完了後、宿泊日数に応じてクーポンを獲得することが出来ます。
クーポンは対象施設で利用したい枚数を選択し、画面を提示して施設スタッフに電子スタンプを押印してもらい、利用済みにします。
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⇒地元に宿泊して魅力を再発見!居住地限定クーポンキャンペーンとは?
企画例2 購入者限定クーポンパスポートキャンペーン
観光施設や観光案内所などでクーポンパスポートを購入します。支払い後、スマホからパスポートが利用できるシリアルナンバー入りカードを受け取ります。
カードのQRコードからスマホでクーポンページへアクセスし、シリアルナンバーを入力後、対象店舗で利用できるクーポンを取得することが出来ます。
対象店舗一覧から利用したい店舗を選択し、店舗にて画面をスタッフへ提示して利用します。
クーポンの購入者がいつ・どこでクーポンを利用したかがわかるので、必要に応じて自治体等からのキャッシュバックを行うことが可能です。
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⇒スマホ1つでお得な旅!観光地を巡ってもらうクーポン企画とは?
企画例3 クーポンが当たるスクラッチ抽選キャンペーン
商業施設にてお買物をした際、スクラッチ抽選キャンペーンのカードを受け取ります。
カードにはQRコードとシリアルナンバーが印字されており、スマートフォンからサイトへアクセス後、印字されたシリアルナンバーを入力して抽選に参加できます。
スクラッチ画面が表示され、実際に指で画面をスクラッチすることで結果が表示されます。
当選したクーポンは会場などで引換がいらず、そのままスマートフォンから利用が可能なので、引換時の混雑の心配やスタッフの配置がいりません。
店舗にはあらかじめ店舗ごとに設定された電子スタンプ印を配布し、お客様から提示された画面に押印して利用済みとします。
電子スタンプで店舗を識別することで、どのクーポンが何名に当選し、どのくらいの人が利用したかなどの利用率が割り出せるほか、実際に対象店舗スタッフに押印してもらわなければクーポンを利用できない為、不正利用の防止にも役立ちます。
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⇒もう行列は作りません!スマホを使った非接触のスクラッチ抽選とは?
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は「デジタルクーポン」についてご紹介しました。
販促や、観光地・商業施設の周遊対策にもピッタリなクーポン施策をデジタルで行うことで、紙のクーポンでこれまで「仕方ないか…」と目を瞑ってきたデメリットも解消することができるほか、利用者にも多数のメリットが生まれます。
是非、キャンペーンのご参考になれば嬉しいです。
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<デジタルクーポンを活用したおすすめ企画!>
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本記事に登場した【電子スタンプ印】についてはこちらの記事でご紹介しています。
★【スタンプ取得方法】電子スタンプのメリット・デメリットとは?
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