新型コロナウイルス感染拡大により、人々の生活や経済活動は大きく影響を受けています。中でも、消費者の旅行や買物などの経済活動は消極的となっており、お店や施設の経営も困難な状況にあるかと思います。
地域全体の経済回復が求められる中で、コロナ禍以降よく耳にするようになったのが「プレミアム付商品券」です。多くの自治体で取り入れられているこの「プレミアム付商品券」ですが、
「商品券の管理や集計作業の負担が大きい…」
「感染症が収束しない中、直接接触してのやり取りはまだ不安だな…」など
運用していく中で様々な課題が発生し、施策の効果を感じにくくなっていることも…。
そこで今回は、一般的に採用されている紙の商品券での運用における課題を解決できる「プレミアム付商品券」のデジタル化についてご紹介します。
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■目次 ・「プレミアム付商品券」とは ・「プレミアム付商品券」デジタル化のメリット -商品券の管理や集計の負担を軽減することができる -実施結果を今後の施策やマーケティングに活用できる -非接触で感染症対策に効果的 ・「プレミアム付商品券」をデジタル化した企画例 1:プレミアム付デジタル商品券キャンペーン 2:大型店・小規模店を識別できるプレミアム付デジタル商品券 ・最後に |
「プレミアム付商品券」とは

自治体や商店街など、地域の経済活性化を目的として発行されるもので、購入額に対し20%~30%ほどの金額が上乗せされた商品券です。例えば、10,000円分購入すると13,000円分利用できるなど、お得なプレミアムがつくことが特徴です。
内閣府がこの施策を開始した2019年当初は、低所得者や小さな乳幼児のいる子育て世帯が購入可能な対象となっていました。
昨今では、コロナ禍で消極的になってしまった個人消費や地域全体の経済回復を狙い、対象地域の居住者を対象とした販売や、希望者の中から抽選で販売といった提供方法が主流です。新たな地域振興の施策として、日本全国の数多くの地域で活用されています。
「プレミアム付商品券」デジタル化のメリット
様々な場所で取り入れられている「プレミアム付商品券」ですが、紙の商品券を使った運用では、商品券の管理や利用状況の集計作業などといった人的負担が大きいのが実状です。
しかし、紙からスマートフォンに運用を移行しデジタル化することで、前述の課題解決だけでなく、施策を最大限に活かせるメリットも生み出します。
ここからはそんな「プレミアム付商品券」デジタル化のメリットについて詳しくご紹介します。
管理や集計の負担を軽減することができる
紙の運用では、商品券1枚1枚の使用状況やいつ・どこで・どれくらい使われたといった情報を管理するのは、対応する現場スタッフや事務局の大きな負担となります。
スマートフォンで使えるデジタル商品券にすることで、使用状況や使用履歴はすべてデータで管理することが可能です。終了後の集計作業や各店舗への精算作業はデータを基にスムーズに行うことができるため、運用時の負担を軽減することができます。
今後の施策やマーケティングに活用できる
集計できるデータは、商品券の使用状況や履歴といった情報だけではありません。
デジタル化によって、紙の商品券では記録できなかった利用者の年代や、性別といった属性データも取得することができます。どんな時間帯に・どのようなユーザーが・どういった店舗の利用が多かったなどの利用者の趣向や行動傾向を読取り、次の施策やマーケティングに活かすことが可能になります。
非接触で感染症対策に効果的
商品券はスマートフォン上で操作します。紙の場合は直接商品券の受け渡しを行いますが、デジタル化商品券での運用ではスタッフが利用者のスマートフォンに触れることはないため、感染症リスクを抑えることができます。
「プレミアム付商品券のデジタル化」、とひと口にいっても、様々なやり方があります。デジタル商品券をどんな方に、どのような形で配布し、どのような流れで実際に利用してもらうのかなど、ターゲットや目的にあわせた企画にしていくことが重要です。
「プレミアム付商品券」をデジタル化した企画例
では、「実際にプレミアム付商品券をデジタル化すると、どういうイメージになるの?」と思った方もいらっしゃると思います。ここからは具体的な企画例を2つご紹介いたします。
1:プレミアム付デジタル商品券キャンペーン

「プレミアム付商品券」の購入者に、購入金額に応じたシリアルコード入りチケットを配布するシンプルな流れのキャンペーンです。カードなどに記載されたQRコードをスマートフォンで読み取り、シリアルコードを入力し認証が完了すると、画面上にプレミアム分が加算されたデジタル商品券が表示されます。
対象店舗で使用する金額を選択し、レジ横にて消込を行います。商品券を利用する際は、QRコードや電子スタンプなど様々な方法で消込が可能です。今回はその方法の1つとして、デジタルキャンペーンの不正利用を防止できる新型機器「CocodePit(ココデピット)」を採用し、より安全性を高めています。
★本企画の詳細はこちら記事から
⇒紙からスマホ移行でスマート運用!「プレミアム付デジタル商品券」とは
※CocodePit(ココデピット)とは
NFC(近距離無線通信規格)技術を使った機器サービスです。スマートフォンをかざすことで、1度だけアクセスすることができるユニークな URLを発行できます。
「CocodePit」の詳細はこちら(サービスページへ飛びます)
2:大型店・小規模店を識別できるプレミアム付デジタル商品券

大型店含むキャンペーン対象店舗全てで利用できる額面高めの「共通クーポン」と、少額だが枚数が多く小規模店でしか利用できない「個店クーポン」の2種類を同時に提供するデジタル商品券キャンペーンです。配布された可変QRコードまたはシリアルコードをスマートフォンで読み取るとクーポンを受け取れます。
対象店舗のレジに設置されたQRコード等で店舗の識別を行う際、大型店か小規模店かを判定して利用店舗を制限します。額面高めの「共通クーポン」で全店舗の販促を行いつつ、少額だが多く使える「個店クーポン」で小規模店への来訪のきっかけを作り、地域全体の活性化へ繋げます。
★本企画の詳細はこちら記事から
⇒大型店に偏りがちな利用を分散!店舗規模を識別するデジタル商品券とは?
最後に
今回は「プレミアム付商品券」のデジタル化のメリットについてご紹介いたしました。
クーポンや地域商品券のデジタル化は、今まで紙の運用では煩雑だった回収・集計の手間を省くだけではなく、キャンペーン終了後にデータを活用できるため、継続的な地域振興の促進につなげることができます。
少しでも企画の参考になりましたら幸いです。
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★デジタルクーポンを使った企画はこちら
⇒スマホ1つでお得な旅!観光地を巡ってもらうクーポン企画とは?
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