緊急事態宣言があけ、イベントの開催制限も各地で解除される中、行楽シーズンに合わせたスタンプラリーも続々と開催されています。
今後はハロウィンやクリスマスなど人々が活気づく季節のイベントも控えており、今後も集客促進や周遊促進の施策の1つとしてスタンプラリーは多く実施されることと思います。
過去「with-M.」では、スタンプラリーのデジタル化のメリットや様々なスタンプの取得方式についてご紹介してきました。
非接触で運用できるデジタルスタンプラリーは、今までご紹介した多数のスタンプ取得方式でも十分効果を発揮できるのですが…
実はそのスタンプ取得方式を組み合わせることで、もっと利便性を高めることができるのです。
そこで今回は応用編として、「QRコード式」と「GPS式」に注目し、2つの取得方式を組み合わせて使うメリットについてご紹介します。
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■目次 -QRコード式 -GPS式 -スタンプの不正取得を防止できる -場所を気にせずに開催することができる -操作を簡単にすることができる |
QRコード式とGPS式の特徴
モバイルスタンプラリーで利用されるスタンプ取得方式の中で、特に多くのスタンプラリーで導入されるのが「QRコード式」と「GPS式」です。
それぞれには下記のような特徴があります。
QRコード式
イベント用のポスターやパネルなどに記載されている"QRコード"をスマートフォンのカメラで読み取り、スタンプを取得する方式です。
QRコードを読み取るだけの簡単な操作で、多くのモバイルスタンプラリーで採用されています。
GPS方式
スマートフォンの"位置情報サービス(GPS)"を使い、スタンプを取得する方式です。
事前にシステムに登録してある対象スポットの位置情報と現在参加者がいる場所の位置情報が合致するとスタンプを取得することができます。
信号によるスタンプの取得方式なので、ポスター等の掲示物がなくとも利用ができることから観光地など景観を重視する場所でもスタンプラリーを実施することができます。
モバイルスタンプラリーを代表するこれら2つのスタンプ取得方式は、商業施設や観光地など様々な場所でのスタンプラリーに活用されています。
しかし、中には避けられないデメリットの部分もあり、企画によってはスタッフの人的な運用面でカバーをしたり、企画の実施を諦めざるを得ないことも…。
そんなデメリットを解決したのが、2つの取得方法を組み合わせる方法です。では組み合わせによってどのようなことが可能になるのか次項にてご説明いたします。
QRコード式×GPS式 組み合わせのメリット
QRコード式とGPS式、それぞれ単体でも大いに効果を発揮しますが、組み合わせることでさらにメリットが増え、互いのデメリットを補うことが出来るので、より企画の幅を広げることができます。
スタンプの不正取得を防止できる
QRコード式は誰でも簡単に利用ができる反面、取得用のQRコードをスクリーンショットなどで第三者に共有されてしまうと、対象スポットに行かなくともスタンプを取得できてしまうという欠点がありました。営業時間外はポスターを外すなど、運用上でカバーはできますが、対象地点の多いスタンプラリーの場合、全ての地点で不正対策を行うのは至難の業…。
そこで位置情報を認証しないとスタンプが取得できないGPS方式を組み合わせることで、QRコードを読み取るだけではなく、参加者の現在地を認証してスタンプを付与することで、必ず現地を訪れてもらうことが出来ます。
万が一QRコードが流出してしまっても、それだけではスタンプを取得できないため、不正を未然に防止することができ、人的な運用面のカバーも不要になり、手間も減らすことが出来ます。
場所を気にせずに開催することができる
QRコードを必要とするQRコード式は地点にポスターやパネルの用意が必要なため、掲示物を置けない場所は地点に設定することが出来ません。また、GPS方式も位置情報を認証するために信号の受信が必要になり、信号が届きにくい地下や山の中などでは開催が難しいとされています。
2つの取得方式を組み合わせると、地点によってQRコードで取得をするか、GPSでスタンプを取得するかどちらか切り替えることができるので、場所に左右されず訪れてもらいたい場所をどこでも対象地点として設定することができます。
操作を簡単にすることができる
GPS式ではスタンプ取得の際、地点一覧から対象地点のページを探してチェックインの操作が必要なため、地点数が多いスタンプラリーの場合はページを探すのが手間になることも。
そこでQRコード式を取り入れることで、QRコードを読み取れば対象地点のページがすぐに表示されるので、探す手間も省くことが出来ます。
それではQRコード式とGPS式の組み合わせの企画例を見てみましょう。
企画例
こちらは、QRコード式+GPS式を利用して史跡巡りテーマとしたデジタルスタンプラリーの一例です。
対象地点に掲示にされているQRコードを読み取ると、該当の地点ページが表示されます。
地点ページ内の「スタンプを取得する」や「チェックイン」ボタンをタップすると、GPS機能により参加者の現在の位置認証がなされ、対象地点の情報と一致することでスタンプを取得することができます。
QRコードで対象の地点ページへすぐにアクセスでき、GPS式によるチェックイン機能で不正防止力を高めることができるので、対象範囲が広く地点数が多い観光地向けのスタンプラリーにおすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、QRコード式とGPS式の組み合わせのメリットについてご紹介いたしました。
このように組み合わせによって各々の取得方式でデメリットとなっていた部分を解消できることで、単体では開催の難しかった場所での実施が可能になったり、訪れてもらいたい地点を増やして集客率や周遊率を上げる施策として、企画の幅を広げることができます。
企画の参考になりましたら幸いです。
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当社は単なるシステムだけを提供いたしません。
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ぜひお気軽にご相談ください。
今回ご紹介した「QRコード式」や「GPS式」の詳細、そのほかの取得方式について気になる方は、下記の記事にて詳細をご確認いただけます。
<スタンプ取得方法記事>
第1回:QRコード式スタンプラリー
⇒【スタンプ取得方法】QRコード方式のメリット・デメリットとは?
第2回:GPS式スタンプラリー
⇒【スタンプ取得方法】GPS方式のメリット・デメリットとは?
第3回:電子スタンプ式スタンプラリー
⇒【スタンプ取得方法】電子スタンプのメリット・デメリットとは?
第4回:NFCタグ式スタンプラリー
⇒【スタンプ取得方法】NFC方式のメリット・デメリットとは?
第5回:AR方式スタンプラリー
企画のポイントをぎゅっとまとめた取得方法の総集編はこちら!
⇒【スタンプ取得方法】総集編~デジタルスタンプラリーの企画ポイント~
★実は身近に起こっている?景品を狙った不正なスタンプラリー参加の手口と”不正対策”
⇒デジタルスタンプラリーの不正参加?!実際の手口と防止対策とは
※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※その他、記載の会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。